愛犬のダン 犬の泣ける話になります・・・。
少しだけお付き合い下さい・・・。
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14年前の話になりますが私の家にビーグル犬がやって来ました。名前は「ダン」ってつけました・・・。
物心のつく頃からずっと犬を飼っていた家なんです。
でも初めての洋犬でひとなつこくて番犬にはならなかったのを覚えています・
私と息子が喧嘩して大声を出し始めると自分の小屋に入って泣いていました。
そんなダンも年を取り耳も遠くなって目も悪くなっていました。
そんな状態なのに母が外出したときに門を閉め忘れて家から脱走してしまったのです。
近くを懸命に探したけど見つけられなくて・・・。
藁にもすがる思いで電柱に迷子犬のポスターを貼って数日がたった頃一本の電話が…。
川にいましたよって。
思わずありがとうございます!って答えたら
電話の向こうでためらいがちに「生きてないと思うんです」って・・・。
すぐに行ってみました。そこにはカラスにお腹をつつかれたダンが半分川に浸かって冷たくなっていたのです・・・。
冷たかったね。
痛かったね。
見つけてあげられなくてごめんね。
何度も何度も話しかけました。
もう遅いのに。
幸せだった?
うちに来て良かった?
こんな死なれ方は初めてで私自身が後悔で一杯でした。
でも・・・。
その後、迷子犬のポスターを剥がしに行ってみて驚きました。
ほとんどのポスターが剥がれた形跡があるのに、きっちりとガムテープで張り直してあったんです。
近所の誰かがやってくれたのだと思いますが人の優しさが心にしみて…
一枚一枚、ありがとうございましたって言いながら片付けました・・・。
ダンを思い出すとき必ずこの優しさも思い出します。
いつか虹の橋でダンに会ったらこの話もしようと思います。
ダン・・・。
ちゃんと待っててね
また遊ぼうね。
楽しみにしてるよ。
本当に本当にありがとうね。
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