愛犬のマックスの悲し話になります。
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「もういいっ」
あけたたましくドアを閉めて彼女はまた出てってしまった・・・。
追いかけようとした俺の足元では「マックス」が俺を見上げている。
「また俺のスニーカーを…」
どういうわけかコイツは俺のスニーカーがお気に入りらしく、よくそれを口にくわえて尻尾を振ってる。
このミニチュアダックスフンドの「マックス」は俺と彼女が一緒にこの部屋を借りた2日目から一緒に暮らしている初めてご主人とこの部屋に来たとき、ボクがマックの袋に頭を突っ込んで「マックス」て名前がついた。
でもボクのご主人は最近、寂しい顔をしてることが多くなったんだ・・・。
最近なおちゃんとケンカばっかりしてるからかな。
以前はとっても仲が良かったのに…
ご主人が悲しい顔してるとボクも悲しいんだ。
彼女の会社が新店を出すことになり、「その店長に」との話が彼女に来たときは二人でお祝いをした
でも…
その1ヶ月後、今度は俺に鳥取へ転勤の辞令が出た
「一緒についてきてくれ」と言えば「簡単に言わないでアタシも仕事あるのよ」
…て怒るんだ。
「わかった…とりあえず遠距離でお互い頑張ろう」と言うと「どうして…ついてこいって言ってくれないの」…て怒る。どうしたらいいんだろう…
あっまたマックスのやつ…俺のスニーカーを…
ご主人となおちゃんがケンカしてるのは嫌だなぁ。
初めて二人のケンカを見たのはボクがここに来て一週間くらいの頃。
とにかくビックリしちゃってなんだか悲しくって言い合いをしてるご主人となおちゃんが
そのまま外に出ていきそうで、ボクはひとりぼっちになるのが嫌で…ご主人のスニーカーをくわえ履けなくしようとしたんだ
そしたら…
ご主人となおちゃんがスニーカーをくわえたボクを見て笑ったんださっきまでケンカしてたのに
2人で笑って
「マックスおいで」ってだからボクはご主人が悲しい顔してるときスニーカーをくわえるんだよ。
俺とマックスが待つ部屋の前に彼女が戻ってきた彼女は照れ臭そうに「マックスまたスニーカーくわえてる」
二人で笑って部屋に入る。
「おーいマックスおいで…」
早くおいで・・・・。
ねえ!?まだなの・・・・
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