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その日は3人とも同じ布団で抱き合って寝た
昨日4時22分に母が亡くなった 風邪一つ引かない元気な母だった。 僕が幼稚園に入るころもう父はいなかった。 借金作って逃げたらしい。 朝は4時に起きて俺らの弁当作って6時から17時まで弁当屋でパート。 ...
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小学校の給食費を払えない月もありましたね
「私を大学に通わせてくれた母へ」 あなたは私を産むまでずっと父の暴力に苦しんでいましたね 私が産まれて時、あなたは泣きながら喜んだんですね 私が一歳の誕生日に、借金を抱えたまま父が自殺しましたね 借金 ...
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父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた
幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子 ...
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母がデジカメを買った
なんか機械音痴の母がデジカメを買った。 どうやら嬉しいらしく、はしゃぎながらいろいろと写してた。 何日かしてメモリがいっぱいで写せないらしく 「どうすればいいの?」って聞いてきたが 「忙しいから説明書 ...
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父と母は離婚した
私が4歳の時、父と母は離婚した。 祖父母と同居していたため父が私を引き取った。 母は出て行く日に私を実家に連れて行った。 家具や荷物がいっぱい置いてあって叔母の結婚の時と同じだったので 「わぁ、嫁入り ...
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手書きの横断幕
2015/03/09 -泣ける話
阪神・淡路大地震のあと、阪急電車の復旧を沿線の人々は待ち望んでいた。うちもその一軒。 夜を徹して行われる作業、騒音や振動をこらえてくださいと、電鉄会社の人が頭を下げに来た。 「何を言ってるんだ?我慢す ...
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知らないばあちゃん
俺が保育園の頃保育園で自分ん家のばあちゃんとおにぎりを作って食べる会みたいなのがあった。 でもうちのばあちゃんはそのちょっと前に亡くなってて俺だけばあちゃんが来なくて泣いた。 そしたら知らないばあちゃ ...
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いつもありがとう
社会人になって初めて迎えた母さんの誕生日。 『いつもありがとう』 ってプレゼントを渡したかった。 でも照れくさいしもし選んだプレゼントが気に入ってもらえないと怖かった。 だから 『選ぶのめんどいから』 ...
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死ぬまで忘れる事は無い暗証番号
元号が昭和から平成に 変わろうとしてた頃の話です。 当時私は二十代半ば、 彼女も同じ年でした。 付き合おうかどうかという時期に 彼女から私に涙ながらに電話・・・ 「結婚は出来ない体だから付き合えない・ ...
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海に奪われた彼女
俺の彼女は可愛くて、 スタイルよくて、性格よくてまさに完璧だった。 高校に入る前に一目惚れした。 彼女も一目惚れしたらしく、告白してくれて喜んで付き合った。 俺は彼女に夢中になった。 彼女とは別の高校 ...