ほっこりする話になります。
弟が生まれてから5年の月日が経ちました。
弟は幼稚園に入ったんです。
おねえちゃんは弟が嫌いですからかわいがることはありませんでした。
いじわるはしなかったかもしれませんがパパやママに言われない限り面倒は見なかったと思います。
だから女の子は「弟もわたしのこと嫌いでしょう」と思っていたのです。
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ところがある日女の子は弟が幼稚園で描いた絵を見たのですがその絵の中の一部に目が釘付けになりました。
その絵は弟と女の子が仲良く歩いている絵でした。
絵の中では弟と女の子が手を繋いでいました。
女の子の目が釘付けになったのは繋いだ手のところです。
女の子がその繋いだ手をずっと見ていたのには理由がありました。
それは女の子は弟と手を繋いで歩いたことが一度もなかったからです。
「わたしは弟のことが嫌いで面倒もみないでやさしくもしてなくて弟もわたしのことが嫌いだと思っていたのに」
女の子は申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
「こんなわたしでもおねえちゃんと思って手を繋ぎたいと思っていてくれていたんだ」
女の子は気持ちのやさしい弟のことが大好きになりました。
弟の思いが女の子に伝わった瞬間でした。
女の子の発表は「最後に、お父さんとお母さんに感謝をしたいことがあります。弟を産んでくれたからです。お父さんお母さん本当にありがとう」との言葉で締めくくられました。
本当にほっこりする話になります。ありがとう。
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