俺が小学生の頃の話ですが親父が原付で乗っていて交通事故にあったんです。
事故はものすごくて頭蓋骨骨折の重体だったけどなんとか一命はとりとめたんですが・・・。
その後はもちろん大好きだった原付にも車にも乗れなくなったみたいでストレスが溜まってたみたいな親父・・・。
それでも子供達には優しいんだけど夫婦喧嘩は日常茶飯事です。
すぐに手が出る親父だったから堪えかねたお袋が一人で実家に帰っちゃったんです。
その時何も知らされてなくて「母ちゃん遅いね」なんて兄弟3人で暢気に話してた気がするんだよ。
何だかんだあって離婚してお袋は子供３人連れて引っ越ししたんだ。
時は経って俺は高校まで通わせて貰った。
当時は兄が俺の1つ上で大学生、妹が俺の2つ下で高校生という状況です。
俺は家の経済状況が母子家庭で収入もないって事は薄々承知してたから高校出た後は迷う事なく就職の道を選んだんだ。
ちなみに引っ越した当初は家具は一切なく布団だけ、荷物を詰めた段ボールを裏返してテーブルにするというなかなかの極貧生活を送ってた。
スポンサーリンク
俺が18だったか20だったかの時にお袋から「重要な話がある」と言われた。
それは親権関係の書類で保護者の欄？はお袋の名前にするか親父の名前にするかというものだった。
お袋が言うには親父に書類を書いてもらうとすると、どこにいるのかも生きてるのかも分からない親父に直接書いて貰わなければいけないらしい。
それは面倒だと俺はお袋に書類を書いて貰う事にした。
その時神妙な面持ちで正座していたお袋がポロリと「ごめんね」と呟いた。
俺は馬鹿で想像力もないから「何が？」と返したんだ・・・。
でも今考えるとおふくろは本当に辛かったんだろうな・・・・。これからは大切にしていこうと決めた日でした。
スポンサーリンク
交通事故の怖さ
一緒に上京して同居してた親友がバイクで事故った話
