泣ける話

無限じゃない

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大学の卒業記念に、彼女と二人で旅行に行った。
何てことない、山口や北九州、別府を車でまわる旅だけど、楽しかった。
帰ってきて彼女の部屋で「楽しかったね」などと話をしてたら、不意に涙がこぼれてきた。
「どうしたの」と彼女。「…楽しかったな、と思って…」そこから先は言葉にならなかった。
彼女も泣いていた。ただ、抱き合って身を寄せていた。
楽しい時はいつか終わる、人生は無限じゃないってことを今更ながら悟った。
「…もういい」そう、だけど今を精一杯生きるしかない。
後ろばかり向いてちゃ駄目なんだ。ただ、がむしゃらに、前へ。





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