「 nakeruの記事 」 一覧
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朝はくる
先日、父を亡くした。 早くから癌の告知を受け、 父には悪いが驚きも悲しみも半減だった。 でも危篤の一報で病院に行き、 泣き崩れる母の姿に涙が出た。 じいちゃん子だった我が子(涼)が握る父の手に、また涙 ...
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一人二役
あたしが小学校のときまで、超石頭だったお父さん。 あたしが中学校にあがったときお母さんが亡くなり、あたしはこの先お父さんとやってけるか不安だった。 でもお父さんはかわったよね。まるでお母さんが作るみた ...
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バスのおもちゃ
覚えているんだ私・・・ 6~7年前・・・ いじめられている時も・・・ ねぇーちゃんと喧嘩した時も・・・ 慰めてくれたじぃーちゃん あのときなぜだかあのバスのおもちゃがほしくて買ってくれた だけど・・・ ...
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理解者
この11年間も、きっとこの先もずっと、忘れられない言葉がある。忘れたくない気持ちがある。 家の中が殺伐としてた時期に、幼かったあたしはその空気がどうしても耐えきれなくていつも家族の前でバカみたいなこと ...
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最後まで笑って
圭介って友達がいた。 俺の親友だ。 何をするにも一緒だった。 周りから見たら気持ち悪いくらい。 そんくらい一緒だった。 喧嘩もした。 殴られた事もあったよな。 けど殴られてもそんな簡単に崩れてしまう関 ...
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助けてください
今日、半年ぶりに家に帰ってきました。 私は末期ガンで手遅れでもう何週間ももたないでしょうと宣告されました。 私は32歳。 妻は28歳。 子どもは二人いて3歳の男の子と0歳の女の子です。 妻の肩を借りて ...
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生きていることの素晴らしさ
前に載っていた『たかし君』のクラスメイトだった者です。 4年前、当時小学6年生の11月のこと。貴嗣君は亡くなりました。突然の別れでした。 お葬式には、学校を抜けて6年生みんなで行きました。特別仲良かっ ...
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最愛の妻と最愛の母
俺の家は貧乏だった。 運動会の日も授業参観の日さえも オカンは働きに行っていた。 そんな家だった。 そんな俺の15歳の誕生日。 オカンが嬉しそうに俺にプレゼントを渡してくれた。 ミチコロンドンのトレー ...
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何でもなかった日
毎年恒例の家族旅行が最後になったのはいつかな。俺が反抗期入ってすっぽかした頃からか……。 今、こうやって行きたいと思ってても、もう叶わねぇしな。 旅行の前の日なんか楽しかったな、みんなオシャレしてさ。 ...
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うどん屋のおばあちゃん
僕は芸人です。 あれは5年前くらいの事… その頃の僕は家賃3万円のボロアパートに住み、 お金も全然なく毎日を生きるのに精一杯でした。 毎日の食費ですら僕にとってはとても大きな出費でしたので、 できるだ ...