久々に感動したので書かせてください・・・。
近所に住んでいる老夫婦の話です...
その夫婦には子供が居らずそのせいか私は子供の頃から可愛がってもらっていました...
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おじいちゃんは無口な土建屋の事務員...おばあちゃんは自宅で商売をしていて雑貨から野菜など何でもあるミニスーパーのような店で朝から晩まで年中無休で働いている人でした...
当然晩ご飯などもおじいちゃんが19時頃に帰って来ても食べられるのは21時過ぎというのはしょっちゅうの事でした...
洗濯物も溜まる掃除も毎日できない休日も一緒に過ごせない…...
おばあちゃんは結婚して以来そのことを心の中で申し訳ないと感じていたそうです...
今年の秋おばあちゃんは長年の疲れからか体調を崩し一週間の入院をすることになりました...
コンビニがあるから大丈夫だとおじいちゃんは言っていましたが毎日持って行くお弁当や食事の支度さえできず迷惑ばかり掛けて申し訳ないと落ち込んでいたようでした...
おばあちゃんが入院した4日後おじいちゃんの会社にラジオ番組の取材が来ました...
取材と言うかローカル番組のコーナーの一つで、会社対抗クイズみたいなものです...
私は前日に知っていたので翌日ラジオを持ってお見舞いに行きました...
休憩室のような場所で持って行ったラジオを2人で聞きました...
そのクイズ自体におじいちゃんは登場しませんでしたが話の流れで
「私の奥さんは○点だ」
と言うようになって行きました...
それぞれが
「結婚後20キロ増えたから50点」「料理が下手だから40点」
と悪く言って笑いを取る雰囲気になっていました...
私は『あやばいかな…』と思い始めおばあちゃんも何か気まずい顔をしていました...
ついにアナウンサーがおじいちゃんの作業服のネームを呼びました...
「○○さんの奥さんに点数を付けるなら何点ですか」
おばあちゃんが小さな声で
「20点…」
と呟いた瞬間
「97点!…だな...あれでなきゃワシの嫁は無理だ」
おばあちゃんを見ると両手に顔をうずめて泣いていました...
最近で一番感動した出来事です...
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お姉ちゃんへの手紙
この話はお母さんに感謝する話