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家族

お母さんの形見

投稿日:

お母さんの形見の話になります。本当にどんなことがあろうとお腹を痛めて産んだお母さんは子供思いなんですよ。

そんな泣ける話になります。

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先日、お母さんが亡くなったんだ。

おれは遅い反抗期だったと今思えば感じる。
中学生まで親に逆らわず良い子だった俺がいきなり高校生になり急に親に反抗するようになった。
母親には罵声を浴びせ、家に帰らない日々が続いた反抗期に。

今思えば本当に後悔している・・・。

おれは高校卒業と同時に家出同然に実家を出た。
最初のうちはそれでも住所くらいは伝えていたが、住所を何度か変えるうちに両親との連絡は一切途絶えてしまっていた。

唯一電話番号を教えていた弟から電話が来たのは、俺の彼女のお腹に子供がいることが判明した今年3月の事だった。

お母さんが倒れたと言う電話。
両親に対する反抗心はもうなかったが、いまさら帰るのは正直億劫だった。
お母さんが深刻な状態などとは思ってもいなかった。
それでも行く気になったのは、彼女を紹介しようと考えたからだった。

お母さんが亡くなったのは、翌日俺たちが高速道路を走っている頃だったらしい。

久しぶりに会った親父はひどく小さな背中をしていたんだ。
相変わらずの無骨な声で、おうのみで一言発しただけだった。
お母さんは俺の記憶とは全く違う老いた顔で、それでも安らかな表情で眠っていた。
涙は出なかった。葬儀も終わって一週間位たった頃、親父から俺宛にひとつの段ボール箱が届いた。
中身は父の無骨な字で書かれたお母さんの形見だというメッセージと大量の手紙だった。

そしてその中にひとつの指輪があった。
100通以上はあろうかという手紙は、すべてお母さんが俺に宛てて書いたもので、俺が家を出た頃から書いていたらしい。
お母さんらしい丁寧な字で、ひたすら俺のことを心配する、そして自分の不甲斐なさを俺に詫びる内容だった。
それらの手紙は、親父らしからぬ几帳面さできちんと順番に梱包されていた。

同封されていた指輪にも一通の手紙が添えられていた。

指輪は、私のお母さん、つまりあなたのおばあちゃんの形見です。
私が結婚するときにもらったものです。あなたにいい人ができたら、
この指輪をプレゼントしてあげてください。私の両親や私たちのように、
幸せな家庭を築いてくださいね。

俺は指輪と手紙を彼女に渡して、黙って寝室に行った。

しばらくして彼女が真っ暗な部屋に入ってきて、俺の背中に背中を合わせて座った。
すすり泣いていた。

その時、「あぁ俺は泣いてもいいんだ」と思った。
不思議と涙が出てきた。
止まらなかった。

お母さんごめんな。
そしてありがとうな。

生まれてくる娘の名前には、あなたから一文字頂きます。
あなたに返せなかった愛情を、そのぶんこの子に与えられるように。
そして、あなたの優しさや強さをこの子に伝えるために。

こんな泣ける話でした。反抗期はいいのですが親孝行はするのが本当にいいですよ。

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