戦争の悲しい話です。私のおじいちゃんは戦地で足を撃たれたらしいんだ...撤退命令が出て皆急いで撤退していたんだがおじいちゃんは歩けなかったそうだ...
隊長に「自分は歩けない...足手まといになるから置いて行って下さい・・・」と言ったら黙って背負って何時間も逃げてくれたらしいんだ...
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撤退場所に着いて応急手当が終わりお礼を言おうと隊長を探すと上官は再び出撃の準備をしていたらしい...「ありがとうございました...このご恩は一生忘れません...」
と泣きながら言うと隊長が「お前は怪我をしているから日本に帰れる...
私は今から祖国の為に戦ってくる...多分生きて日本には帰れないだろう...」と 言ったそうだ...
おじいちゃんは「自分もここに残ります...」と言いかけた所で
「泣く事は無い...死ねば日本に帰れる...靖国で会おう・・・」と上官は言っていたらしいんだ...
おじいちゃんの足には酷い傷跡が残っていたんだが、その傷を見る度にその隊長を思い出すらしい...
おじいちゃんは、もう死んでしまったんだけど、死ぬちょっと前に
「死んだら隊長に会える...やっとお礼を言える...随分遅くなってしまった...」と呟いていたよ...
だから靖国神社は、絶対に無くさないで欲しい...
本当に本当に・・・。
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