私のおばあちゃんから聞いた戦争のときの泣ける話です...
おばあちゃんの兄貴はかなり優秀な人だったそうで
戦闘機に乗って戦ったらしいんだ...
そして神風特攻にて戦死してしまったそうです...
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当時おばあちゃんは製糸工場を営んでいる親戚の家に疎開していました...
ある日の夜コツンコツンと雨戸をたたく音がしたそうです...
だれぞと声をかけども返事はなし・・・
しょうがなく重い雨戸を開けたのですがそれでも誰もいない...
おばあちゃんはそれになにか虫の報せを感じたそうで
「兄ちゃんか?」と叫んだそうです...返事はありませんでした...
その後に戦争が終わりおばあちゃんは実家に戻りました...
そして兄貴の戦死の報せと遺品遺書が届いたそうです...
おばあちゃんは母親他の兄弟たちと泣いて泣いて悲しみました...
遺書にはお母さんや他の兄弟について1人1人へのメッセージが書いてありました...
おばあちゃん宛には次のように書かれていたそうです...
「キミイよ...兄ちゃんが天国いけるように祈ってくれ...
弁当を食べてから逝くから空腹の心配は無い...
この国を日本を頼んだぞ...負けても立ち上がれ誇りを捨てるな...
まずしくともよし泥をかぶってもよし...
かねを持ってもうまいものを食ってもよいのだ...
ただひとつ心を汚すな...それが日本人だ...心を汚されたときこそおこれ...
黄色のりぼんがよく似合っていた...兄はいつも共にある...うつくしくあれキミイよ...」
おばあちゃんは疎開先の製糸工場にいるとき・・・
当時出来たばかりの新商品である黄色のヒモを・・・
毎日お下げに巻いていたそうです...
あの雨の日にワタシに会いに来たんだとおばあちゃんは生涯信じていました...
本当に戦争はいけません。この世から争いがなくなりますよに・・・。
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