親猫の満足の話になります。
この話はまだ私が猫をそれほど好きでもなかった頃です。
一匹のガリガリに痩せた猫が物欲しそうにエサをねだってきたんです。
エサを食べてる隙に触ってやろうと残り物の焼き魚をあげたら一瞬にして口に咥えて走り去ってしまった。
「やっぱり犬の方が愛嬌あってかわいいよなあ」と思いつつもどこで食べてるのか気になってあとをつけてみた。 猫は隣家の草むらの前で立ち止まった・・・。
口に咥えた魚を目の前に置くとニャーニャーと鳴いた・・・。
すると草むらから3匹の子猫達がでてきた。
よほどお腹を空かせていたのか子猫たちはむさぼるようにしてその魚を食べはじめたんです。
親猫は満足げにその様子を座って見ているだけだったんだ。
自分はあんなに痩せこけているにも関わらず魚には一切口をつけなかったんだ。
私はその足で魚肉ソーセージを購入しに行ったよ。
親はこんなに素晴らしいものなんだなと感じました。
涙腺崩壊です。
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