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心配して出てきた猫
小学生の頃、親戚の家に遊びに行ったら痩せてガリガリの子猫が庭にいた。 両親にせがんで家に連れて帰り、その猫を飼う事になった。 思い切り可愛がった。 猫は太って元気になり、小学生の私を途中まで迎えに来て ...
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子猫と父親
ウチにはもう10年飼っていた猫がいたんだ。 ウチの前は昔大きな広場で、その猫はその広場の片隅にある車の中で寝ていた子猫だった。 俺と姉ちゃんでその猫を家の庭まで連れ帰ってきちゃって餌とかやってたんだよ ...
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猫のみぃ
父が突然亡くなった。 うちの猫のみぃは、父の行く先行く先についてく猫だった。 「いつも俺の後をついてくるんだ。俺の護衛なんだ。」 と生前父は少し自慢げに言ってた。 父の亡骸が、病院から自宅に帰ってきた ...
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クロは片時もお袋から離れようとしなかった
中学生の頃に猫を飼った。 家族みんなが(特に母が)黒猫が好きで、満場一致で知り合いから黒子猫を貰った。 名前はクロ。 何の捻りもないとか言うな。 最初は心許無い足取りで家をうろついてたクロも、数か月も ...
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あの人を追いかけた
10年ちょい前かな。学生の頃、ふとしたことで出会ったコに惚れて。 しばらく付き合ったけど、学生の2人には1本の県境ですら遠くて。 ある夏の日、兄に借りた車走らせて会いに行って少しドライブして、 ゆっく ...
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かっちゃんらしいね
久しぶりに千葉に住んでる友人から電話 用件はそいつのおかんが起こした自動車事故についての相談だったんやけど… 「今度久しぶりに飲み行きたいな」 「おう お前とは久しく行ってないしな」 しばらく俺の勤務 ...
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お前の最期
いっぱいの幸せをありがとう。 私は幸せ者だ。 だって最期にあなたの顔を見れたから。 これも日頃のなんとやろなのかな? 病室のベッドで手を握りながら彼女は言う。 最期ってなんだよ。 お前は死なない、そう ...
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長かった青春
東急東横線日吉駅。 幼ななじみの子と一緒に通学したいがために、 毎日早起きして坂道を登ってホームにかけつけていた。 朝日が差し込む下りホームの後ろ、階段脇、同じ時刻に彼女は必ずいた。 いつでもまるで子 ...
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全力で恋して下さい
dear..ぉ前・・・。 なんっーか悪ぃなオレ病気になっちまって。イマぢゃまともに喋るコトも歩くコトも障害だらけなカラダになってさカラダでらぶっ壊けはじめとる。 ぉ前の気の強さスキだゎ何かゲンキ ...
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大好きな君へ
大好きな君へ まず最初に今までありがとう。1ヶ月もたっていない短い間だったけどとても幸せでした。 君に会いたくて会いたくてしょうがなかった。 いつも考えてるのは君のことばかりだったよ…。 でもそんな気 ...