両親兄貴も交通事故で奪った悲しい話

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こんなつらくて悲しい話があるんだなと感じた話です・・・。
両親は俺が中2の時ですが交通事故で死んだんだ。
俺には4つ上の兄と5つ下の妹がいる兄弟。
両親の死後、俺は母方の親戚に・・・
妹は父方にひきとられて、兄は母方の祖父母と住んでいたんだ。
それから1年くらいたって、久しぶりに兄から電話があったんだ。
そん時、高校を卒業して就職が見つかったから兄弟3人で暮らさないかという話でさ。
俺はびっくりしたよ。兄は俺とは違い昔から頭が良くてさ。当然1流の大学に行くんだろうと思ってたからさ。
俺は兄に大学はいいのか？？？？
と聞いたが、兄は

「全滅やったからさと・・・（笑）そこは触れんといて」なんて事を言ってたんだ。
俺は中3だしさ、妹はまだ小3だったため当然、親戚中は反対してたが・・・。
俺も妹も、ホントはまた兄弟一緒に暮らしたいと思ってたから頼み込んで許してもらって、
晴れて兄弟3人一緒に住むことができるようになったんだ。
でもうれしい反面、不安も・・・。
それからというもの、兄は俺らの為に働きまくったんだ。
俺らが貧乏なんて感じることないようにと、ずっと皆一緒に暮らすんだと！
昼と夜も別々の仕事して稼ぎまくって俺らに小遣いまでくれてたんだ。
でも・・・そんな兄が先月、交通事故で逝ってしまったんだ・・・

葬式で俺も妹も泣きじゃくったさ。
なんで兄貴までもさ・・・。
葬式も一通り片付き皆が帰った後、別室にいた俺と妹のところに・・・
叔母が夕飯をもってきてくれてさ。
その際、俺らは兄について衝撃の事実をしることになったんだ・・・。
両親の死後、兄が親戚中に土下座し、俺と妹の事よろしく頼むと言ってまわってたことを。
兄がバイト代を毎月送り、俺と妹の小遣いにしてやってくれと頼んでたことを・・・。
京大を蹴って、俺らと一緒に住むために就職したことを。
それきいた途端、もう分からんくらい泣いたよ。・・・・
立てんかった・・・。
色んな兄ちゃんとの思い出が駆け巡ったさ・・・。
小さい頃、俺の手をつないで・・・いっつも遊んでくれた・・・
強くておもろくてやさしかったさ・・・
自分の小遣いからお菓子買ってくれてたさ・・・
俺が高校行かんって言ったらぶち切れて殴ってでも行かせるって言ったこと・・・。
いつもボロボロで疲れてても、俺らに八つ当たりなんてしなかったこと・・・。
自分の夢を捨てて、俺らのために必死やったこと・・・。
おとん、おかんが死んだ時、泣きじゃくる俺と妹を抱いてがんばれって言って俺らの前では涙ひとつ見せんかった・・・
俺ホントは兄ちゃんが夜中、泣き声をおしころして泣いてたの知ってた・・・
やべえ思い出して・・・もうこれ以上書けね・・・・
何もできんかったわ・・・・・・
ホントなんも・・・
最後に言わせてほしい。
最強最高の兄ちゃん！！！！！！！！あんたに負けんこと俺がんばる！
妹のことも心配せんでいいけんね。ありがとう。