中学生の時の話を書かせて下さい。おれはいじめられていて本当に生きているのが辛い人生だったんです。
そんなおれは背が小さくて力もなくて格好のいじめの的だったみたい・・・。もちろん殴られたりむちゃな命令をされたり、服を脱がされたりもしたんだ。友達も見ているだけでだれも助けてくれない人生。本当に辛かった。
家に帰ってその事を話しても両親はいじめられるのはお前が悪いとか言われてその時の俺にはどこにも居場所なんて無かった。
友達も両親も誰も信じられなくなって虚勢を張ることしかできなかったんだ。
誰に相談しても何も変わらないって思ってしまっていた。
そんなときだったんです。
4月、新しい先生が俺のクラスの副担任になったんです。
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その先生はトイレで俺がいじめられている現場に遭遇すると何やってんだっていじめっ子を怒鳴りつけて俺を助けてくれたんです。
助けてもらったことで、今まで張りつめていた気持ちが一気にほどけてずっと泣きじゃくってしまった。
今思うとやっと助けてくれる人が現れたって安心感かなと。
すると先生はどうしたんだ?俺が怖くて泣いたのか?(笑)って冗談を言って笑わせてくれたんです。
泣きながら笑ったら泣くか笑うかどっちかにしろよって言われて俺は笑ったんです。
この先生は俺をどん底から救い上げてくれた恩師なんです。
この先生が来てから、いじめは減り俺もクラスになじめるようになったんです。
しかし10月、突然その先生が他界したんです。
朝のHRでクラス担任からその話を聞いたときは信じられなかった。
クラス担任の言ってることが理解できず夢でも見てるのかなって思ってたくらいだったんだ。
そしてお葬式の日・・・・。
まだ信じられないけどやっとこの日になって実感した。
したくなかったけど・・・・。
もう先生はいないのだと… 葬式中ずっと泣いていた。
俺はまだ先生に何の恩返しもできてないのに!卒業式のお前ら見てみたいなって言ってじゃないか!!
その日から俺は決心したんだ。
俺みたいないじめられている生徒を助けてあげられるような先生になるってさ。
今は大学に入って先生になるための勉強をしている最中です。
先生!上から見ててくれ!!!絶対あんたみたいなカッコいい先生になるからさ!
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