あなたが死んでからもう一年が経つ...
覚えてくれてますか?
あなたは今も私を見守ってくれているのかな?
あなたは私にとって生まれて初めて出来た彼女だった...
凄く嬉しくて幸せだったなあ...
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突然白血病であると医者に宣告されてからあなたは病室で日に日に弱って行った...
「病院って暇ねえ・・・」
と笑うあなたを見て私はいつも泣いていたんだ...
あなたのために私の小汚いノートパソコンをあげたらあなたは凄く喜んでくれたよね...
ネットをするようになったあなたがいつも見ていたサイト...
それが『2ちゃんねる』だった...
ある日あなたはいつものように笑いながら言った...
「ほら見て...今日も2ゲット出来たよ・・・」
「あまりパソコンばかり弄ってると身体に障るよ」
なんて私が注意すると
「ごめんねえ...でもねこれ見てよ...
ほらこの3の人・・・。
『2げっとぉ!』なんて言っちゃってさぁフフ♪」
私は黙っていた...あなたが凄く楽しそうで私には何も言えなかった...
「ほら見てこの3の人...変な絵文字使って『くやしぃ~!』だって...かわいいねえ...フフ♪」
私はまだ黙っていた...笑うあなたを見てどうしようもなく悲しくなった...
「憶えていてくれるかなあ」
あなたがふと言った...
「この3の人私が居なくなっても
『あの時変な奴に2を取られたんだよなー』
なんて憶えていてくれないかなあぁぁぁぁ……...
無理かな……...
憶えていてほしいなぁ……」
それから数ヶ月後あなたは家族と私に見守れながら息を引き取ったんだ...
あなたはもうこの世に居ないんだ...
なのに私は今F5キーを連続で叩いているんだ...
あなたの事を3の人が忘れないように...いつまでもいつまでも忘れないように...
私が2ゲットを取って忘れられないように...
本当に・・・。
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恋愛で泣いたときのこと