1人で泣きたいときに見る話,泣ける話,悲しい話,恋愛,家族,友達,動物の涙腺崩壊する話

おもいっきり泣ける話

感動する話

気持ちの伝え方

投稿日:

気持ちの伝え方・・・。
人生で最も大切なことを両親から教えられました...
お父さんもお母さんも今はもういませんが、 大切なことを教え残してくれました...

お父さんからは『あり方』でした... みんなから愛されていたお父さんに、
最も愛されていたのは私だったということがわかったとき、
お父さんが亡くなったあとも後から後から涙が流れてきました...

それから6年後、桜が舞う季節 ...病院主催のお花見会に参加するため、
病室から小さくなったお母さんを車椅子に乗せて近くの神社に足を運んでいました...

お母さんが35歳の時に難病のベージェット病が発症した...
お母さんがずっとつけていた日記には、
ほとんど毎日のように微熱や頭痛があると書かれていた...

妹と一緒に、その日記を見ていて辛くなった...
無理をすると発症するからと医者には言われていたようだ...

子供たち二人が学校から帰ってきたらお腹を空かさないように、
いつもお菓子が買ってあった...お菓子はいつも妹と半分にして分けた...

看護婦をしていたお母さんにとって、
毎日のようにお菓子を買っておくことだけでも大変だったはずだ...

神社には桜が舞っていて、ポカポカと暖かく気持ちが良かった...

看護師の方たちが おいしいおでんを振舞ってくれている...

よく煮込まれた大根はとろとろでした...
看護師さんからスプーンが手渡された...
今日は、お母さんにもちょっとだけなら食べさせても良いという...

病気のため、お母さんの身体がだんだんと動かなくなっていった...
ついに身体に必要な栄養を毎日3度の点滴で補うようになっていた...

幼い頃に大火傷を負い、頭皮に後遺症が残ったお母さんのこれまでの人生は
辛かったことのほうが多かったはず...
いったい何が楽しかったんだろうかと妹と話したことがあった...

人を傷つけることは決して言わなかった...
誰に対しても優しかったのは人の痛みがよくわかったからなのかもしれない...

スポンサーリンク


お母さんの病気が進行するにしたがい、
身体の自由が利かなくなったお母さんの身の回りの
お世話をすることが多くなっていった...
そのうち、お母さんを幼い子供のように接するようになっていた...

「おでんが欲しい?」

と聞くと 食べたいという...
久しぶりに人間らしく口からおでんを
食べさせてあげられることに嬉しさを感じた...

おでんを小さく小さく刻んで、スプーンの上にのせ、口元に運んで食べさせた...

「おいしい」

お母さんが本当に美味しそうに嬉しそうなので、
私も本当に嬉しくなり、嬉しくて、嬉しくて涙がにじんできた...

口元にスプーンでおでんを運ぶとき、
お母さんが私が赤ちゃんの時に今の私が お母さんにおでんを運ぶのと同じように
スプーンで 口元に運んでいたときの映像が入ってきました...

子を思うお母さんの愛情がポンと心に入ってきました...
時を越えて、お母さんの愛を受け取った瞬間でした...

そこには、愛しかありませんでした...
子が存在しているだけで愛おしく感じる心...
私のすべてを注ぎ込む愛情がそこにはありました...

お母さんの無償の愛を感じて泣き崩れました...

おでんをのせたスプーンを口元に運びながら
無理に微笑もうとすると余計に涙が溢れます...

こんなにも愛されていたんだと思うと涙が止まりませんでした...

もっと親孝行すればよかった...
もっと作ってくれた料理をおいしいって言ってあげればよかった...

それなのに、こんなにもこんなにも愛されていたんだ...
そう思うと涙があふれて止まりませんでした...「こんなに素晴らしい行事をしてくださり、  
本当にありがとうございました」

感謝の手紙を院長先生宛に出しました...
心から接してくれる看護師さんたちを院長先生に
褒めていただきたかったのです

それ以降、お母さんは友人から呼ばれていたように看護師さん達からは、

「あきこさん」

と呼ばれるようになっていました...

お母さんの最期の友人たちでした...

『人には優しくしよう・・・』

これが、お母さんから学んだことです...

それから数年後、最愛の妹にガンが見つかった...
聞いたとき、目の前が真っ暗になりました...
目を開けているのに何も見えませんでした...

祖お父さんお母さん、両親をすでに亡くしている私にとって、
たった一人でこの世に残されるような虚無感を感じたのです...

全く現実を受け入れられませんでした...手術は成功しました...
いまは、再発の可能性がなくなる5年が無事に過ぎればと思っています...

心の底から気がついたことがあります...

それは、人生で一番大切なことは、
一番大切なことを一番大切にすること...

好かれていない人のご機嫌を取るより、
私を愛してくれている人のために時間をもっと使おう...

でっかいことをしようとするよりも、
いつも見守ってくれている人が喜ぶことをするために時間をもっと使おう...

ありがとう、ごめんなさいがちゃんと言える人になろう...
人に迷惑だけはかけない人生にしよう...

嬉しいときには嬉しいとちゃんと伝えよう...
愛している人に愛しているとちゃんと伝えよう...

気持ちを伝えるのは簡単のようで難しいから・・・。

スポンサーリンク


本当に泣ける話を集めてみました・・・。


母子家庭の中での家族の感動話
家族で乗り越える先の幸せ

おすすめ記事

1

最悪な話だけどお付き合いください。おれは不倫していた。 4年間も妻を裏切り続けていた。ネットで出会った彼女。 最初は軽い気持ちで逢い、次第にお互いの身体に溺れていった。 幸いずる賢く立ち回ったこともあ ...

no image 2

私、ウエディングプランナーをしてて沢山の幸せのお手伝いをさせてもらったけど 忘れられない結婚式があります。 新婦は私より大分年下の10代で可愛らしい子、新郎は彼女より20歳ほど年上の優しい方でした。 ...

3

なんで戦争はなくならないのか・・・・。 戦争は本当にやめましょう。この話を見る前にあえて言います・・・。 涙腺崩壊です。 この話はドイツにいたおじいさんの戦争時の話になります。 祖父はドイツ人で戦中は ...

-感動する話
-

Copyright© おもいっきり泣ける話 , 2024 All Rights Reserved.