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小さな食堂の泣ける話

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小さな食堂の泣ける話です。
私は小さな食堂でバイトしています。(夫婦と息子さんで経営、バイトは私だけの合計4人でバイトをしています)
基本的に調理は旦那さんと息子さんがやっています。
付け合せの人参のグラッセなど簡単なものは私が作っています!
昨日最後に来たお客さん(親子3人)がこんなことを言いました。
「この人参のグラッセを作ってる人はどなたですか?」
と聞いてきました。
私は不味いと苦情を言われるんだと思って
震えながら「私ですが・・・」
とお客さんがいるテーブルに行きました・・・。
今にも怒られるんではないのかと感じながら・・・。
お客さんは私をじろじろと見て・・・・(怖いな・・・・と感じながら・・・・)
「そう、あなたが作ってるのか」
と呟きました・・・・。
そうしたら奥さんの方が・・・
「うちの子、人参が大嫌いでどんな料理にしても絶対に食べないの・・・」
と言いました・・・。
「それなのに、このお店のグラッセだけは美味しいっていつも嬉しそうに食べるのよ!
良かったらレシピを教えてくれないでしょうか!?」
とメモ帳とペンを私に差し出してきました・・・。
そういうことは店長に確認を取らないといけないので・・・冷静を装ってと厨房に行きましたが、実際は嬉しくてぼろぼろ泣いてたんです。
厨房に行くと店長は・・・

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「話は聞いてた。レシピは教えてやっていいぞ!」
とレシピのコピーをしてくれていました・・・。
そして「これも持っていきな」と
とグラッセとうちの一番の自慢のコロッケを渡してくれました・・・。
お客さんにレシピと「これは気持ちです」と料理をテーブルに載せると、
子供は満面の笑みで「ありがとう!!!!」
と、夫婦も「このコロッケ凄く美味しくて大好きなんです」って美味しそうに食べてくれました・・・。
このことが本当に嬉しくて嬉しくて、お客さんが帰った後、思わず大泣きしてしまったんです。
店長が「料理屋は客に美味いと言われるのが最高の幸せだ!!!!
だから今のお前は最高に幸せなんだ」と
言って、私が泣き止むまでずっとお店にいてくれました・・・。
お店もここにくるお客さんもみんな大好き。
本当に最高な職場で働いているなと感じています。

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