1年間同棲していた彼氏が他界した...
些細なことで・・・。
些細な喧嘩で彼氏が事故に・・・。
大喧嘩をした日交通事故に遭ったのだ...
本当に突然の出来事だった...
その日は付き合って三年目の記念すべき夜だった...
しかし仕事が長引いてしまって約束の時間に帰宅する事が出来ず彼氏が折角用意してくれた手製の料理が冷め台無しになってしまった...
いつも通り軽く詫びを入れて事を済まそうとしたがその日の彼氏はいつもとは違い私に対してきつく当たった...
その時はちょうど私も気分が優れなかった...仕事のストレスもあってかそんな彼氏と話して行く内に強烈な憤りを覚えつい言ってしまった...
「もういい!こんな些細な事でそこまで怒る事ないでしょ!あなたは自分の都合でしか物事を考えられないの!?」
彼氏は黙った...
少しの間の後私も少し言い過ぎたと思った...
界隈を散歩して頭を冷やそうと思い黙って席を立ち一旦家を出た...
いつも通う小さな喫茶店で30分少々の時間を潰した...
あの人もただ単に怒りに任せて私に怒鳴り散らした訳じゃない...
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それだけ今日のこの日の事を大切に思っていたからこそではないかと考えた...
そんな彼氏の気持ちを思うと明らかに私の振る舞いは最低だった...
私は彼氏に謝ろうと思い家に向かって歩いた...
しかし彼氏は家に居なかった...
料理も携帯電話も机に置いたままだった...
マメなあの人が携帯電話を忘れるのは珍しかったので近くに居るのかと思い私は家を出て近辺を歩き回った...
しかし見つからない...
公園や近くの空き地も見たが彼氏の姿は無かったんだ...
彼氏の実家や携帯を調べ彼氏の友人宅等にも電話を入れたが来ていないと言う...
家に帰り2時間が経過した...
私はその時考えていた...
帰って来たら頬をつねってやろうと...
いくら何でも心配させ過ぎだ悪戯が過ぎると...
明日は休日だからこんな事をするんだろうと...
それが彼氏との最後の夜だったんだ...
事故現場は家周辺にある一方通行の十字路だったんだ...
横から飛び出して来た車と衝突即死だったそうだ...
時刻は22時20分私が家を出てちょうど10分経過した時間だった...
彼氏が持っていた遺品は缶コーヒー1本女性用のガウンジャケット現金で120円だということを聞かされた...
私のガウンジャケットまだ未開封の缶コーヒー私のためのジュース代...
細やかな気配りの中に彼氏の深い愛情と優しさが感じられた...
一緒に帰りたかったよ...
ねぇ・・・。
その言葉を心の中で呟いた...
同時に私の目から涙がとめどなく溢れたんだ...
彼氏という存在の大きさに改めて気付いた...
ただ情けなくて悔しかった...。
なんでこんなことになるんでしょうか???
私は今後、生きていけるかな・・・。
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本当に泣ける話を集めてみました・・・。
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