みんなに愛されたサラブレッド「シゲルスダチ」の話になります。
シゲルスダチは重賞を勝っているような競走馬ではありませんがかわいい芦毛の馬でファンに愛された競走馬でした。
そして今は亡き後藤浩輝騎手はシゲルスダチの主戦ジャッキーをつとめていたのでも有名な話です。
そしてシゲルスダチを有名にしたのは2012年のNHKマイルカップでしょう。
このレースでは直線の叩き合で起きたマウントシャスタ号との接触事故で・・・。
シゲルスダチはバランスを崩して騎手もろとも直線で転倒してしまいました・・・。
そして後藤騎手は全く立ち上がれませんでした・・・。
そして、転倒したシゲルスダチは少しして立ち上がるとうずくまったままの後藤騎手を見つけ心配そうにその周囲をぐるぐる回ってたんです。
そして、シゲルスダチは救護に駆けつけた職員が集まってくると後藤騎手の安全を確信したのか、今度は自ら華麗な滑りを実行しました。
そのシゲルスダチの優しさがファンの共感を呼びました。
そしてシゲルスダチはたちまち競馬ファンの人気者になったんです・・・。
そして・・・。
後藤騎手はこの事故で頸椎骨折などの重症を負いました・・・。
そして順調にリハビリをこなして後藤騎手は病院から退院後にシゲルスダチに厩舎で再して会嬉しくて思わず跨ったそうです。
懸命のリハビリの結果、1年後の奥多摩Sでコンビが復活したんです。
ファンから大声援を送られました。
私はその姿を見ただけで大感激して泣いてしまいました・・・。
ただその後、また怪我をしてしまった後藤騎手。
そして遂に復帰後はシゲルスダチのコンビが決まっていたのですが・・・。
その、けがから復帰後はシゲルスダチの次走に騎乗が決まっていました・・・。
でもが最後の騎乗になるとは・・・。
シゲルスダチは2014/11/9の東京10Rに出走したのですが、故障発症してしまい、後藤騎手の復帰を待たず残念ながらレース後亡くなりました・・・。
2014/11/9の東京10R奥多摩ステークスに出走した、競走馬のシゲルスダチがレース後亡くなり、多くの競馬ファンから悲しみの声があがっています・・・。
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回復が見込めない脱臼のために、安楽死処分がとられました。
シゲルスダチは重賞を勝っているような競走馬ではありませんがかわいい芦毛の馬で競馬ファンに愛された競走馬でした。
でも彼は最後まで偉かったんです。
脚がブラブラになっても、「もう2度とひっくり返らないぞ!ジョッキーを落とさないぞ!」と・・・
必死に最後まで走りぬいてくれました。
本当に本当に強い競走馬でした。
どうか皆さんシゲルスダチを褒めてあげてください・・・。こんな素晴らしい競走馬がいたことを忘れないでください。
生涯成績は34戦3勝。
主な勝ち鞍はマーガレットS(2012年)。
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